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健康ガイドはこちら

市内の薬剤師が今まで市民の方、患者さんから接してきて、
たくさんの質問・疑問にお答えしてきました。
その経験を踏まえて、市民の皆様にお役に立つ「お薬・健康」ついて情報を伝えていきます。

1.風邪の季節の過ごし方

2.塩分摂取を減らすコツ

3.一般薬・処方せん薬・スイッチOTC薬の違い

4.くすりの分類と役割



■ 風邪の季節の過ごし方

・風邪をひかないためには

1.不規則な生活を避けて過労に注意する。
2.入浴後、運動後の裸や薄着に注意する。
3.外出から帰ったらすぐにうがいや手洗いをする。
4.人混みを避ける。
5.冷水・乾布まさつ等で常に皮膚を鍛えておく。
6.必要以上に厚着をしないこと。
7.普段から栄養や室内換気に気をつける。
8.鼻やのどの乾燥を防ぐ。
9.ストレスを強く受けると風邪に罹りやすくなります。

・風邪をひいてしまったら

1.風邪は万病のもとです。
2.風邪をひいてから治るか、こじれるかは3日が勝負
  早い手当てが必要です。
3.早く寝て休養を十分にとる。
4.温かい消化の良い物を食べる。
5.ビタミン・ミネラル、水分を十分に補給する。
6.保温と換気の管理は十分に(着衣、室温、湿度など)
7.湯冷めには注意、高熱時はお風呂は控えること。
8.タバコは吸わないこと(のどへの刺激を避ける)
9.風邪の薬はぬるま湯で飲むと良い。

・備えてあると重宝

1.体温計
2.水枕、氷嚢
3.吸入器
4.温湿布

風邪のときに飲むと良いスープ
(材料)
 長ねぎの白いとこと 1本
 しょうが      約5g
 コンソメなどのだし

(作り方)
 材料を360mlの水で15分間煮て
 味付けは薄味にする。
 このスープで雑炊やうどんを作る。

 



■ 塩分摂取を減らすコツ

1.お味噌汁は具を多くして量は人数に応じて作る。
2.醤油はかけるより、つけて食べる。
3.漬け物は各自のお皿に取って食べる。
4.1日1食は味噌汁、漬け物は食べない。
5.ソーセージ、かまぼこ、ねり製品は少なめにする。
6.酢、わさび、しょうがなどの香辛料を上手に使う。
7.インスタント食品は控えめに。
8.ケチャップ、マヨネーズをうまく使う。
9.生野菜を十分に摂る。
10.味は薄味で、手作りの料理を食べるように心掛ける。

 



■ 一般薬・処方せん薬・スイッチOTC薬の違い

1.一般薬とは
  薬局、薬店で販売させている薬をいいます。
  例えば) 滋養強壮保健薬・胃腸薬・風邪薬など

2.処方せん薬とは
  医師が発行した処方せんに基づいて調剤された薬剤をいいます。

  例えば) 作用が強力であったり、副作用の問題で医師の指導・管理下で使用される薬です。

3.スイッチOTC薬とは
  処方せん薬であったが、副作用・依存性・習慣性等の危険が少なく
  一般薬に移行した薬です。
  例えば) 外用薬(湿布・塗り薬)、胃薬など

 



■ くすりの分類と役割

1.原因療法薬
  病気の原因を除去するのに使用する薬

  例えば) 抗生物質・抗菌剤・ホルモン剤など

2.対症療法薬
  病気によっておきた苦痛(症状)を抑える薬

  例えば) 解熱剤・咳止め・風邪薬・睡眠薬・鎮痙薬・胃腸薬など

3.病態療法薬
  原因療法薬と対症療法薬との中間的な薬

  例えば) 血管拡張剤・血液凝固抑制剤・降圧剤・抗不整脈薬
        など 数多くの薬剤

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